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WENGER(ウェンガー) ソルジャー 17001

四半世紀後には消滅するであろうモデル
 スイスアーミーナイフの基本です。 徴兵制のあるスイスで、実際に支給されるのはキーリングのないモデルです。 大戦中、壊れた無線機をウェンガーで修理した兵士の連絡が自軍を勝利に導いたことから かのチャーチルが、「小さな、偉大な戦士」と称したことでも有名です。 ウェンガーはヴィクトリノックスより早く日本に紹介されました。 当時は非常に高価だったそうです。浩宮殿下が銀座の三越でお求めになったのは、庶民には手の届かぬものでした。 ハサミの形状がヴィクトリノックスと異なりますが、これは日本橋木屋の発案によるデザインです。 1982年頃の小学館のBE-PALによれば、スプリングの強度もウェンガーの方が20%程強めに設定されていたそうです。 昔ヨーロッパの多くの空港で、免税店で普通に販売されていました。 いまや9.11の影響を受け、ウェンガーは売り上げが鈍りライバルのヴィクトリノックスに吸収されました。 まだ暫くパーツの在庫はあるでしょうが、いずれウェンガーの全てのモデルは消滅するでしょう。 栓抜きが必要な瓶はペットボトルに取って代わられ、缶切り不要の缶詰めが多くなった今日、 この偉大な「ソルジャー」自体が消えゆく運命なのかもしれません。